そう意気込んでは毎晩寝落ちをくり返す…
どうも。大学時代は映画研究部部長、ジュニア(@kentarurattan)です。
先日20年ぶりに【ナイト・オン・ザ・プラネット】を観ました。
ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの土地を舞台に、それぞれのタクシードライバーと乗客が展開するオムニバス。
なぜに観たくなったのか…
日照時間が短くなり、外の匂いが変わり始めて…
深い夜を味わいたくなったから
とでもいいましょうか。
目次
【ナイト・オン・ザ・プラネット】食わず嫌いのオシャレ映画
大学時代に先輩からすすめられて『ジム・ジャームッシュ』という監督を知りました。
当時はいわゆるオシャレ映画のようなイメージ。
南国はKAGOSHIMA出身の僕からすれば……
「じ、じむ・じゃーむっしゅって白黒映画のサブカルっぽい人でしょ〜」って感じです。
ミニシアターが好きなベレー帽をかぶったオシャレ女子が観る映画、みたいな。
オシャレのイメージが先行すると観たくなくなるのがワタクシの性分。
「そんな奇をてらったようなシャレオツ映画観てられっかってんだ!だっふんだ」と鼻息荒く、食わず嫌いしてましたね〜
しかし当時所属していた映画研究部(そうそう略して『映研』でございます)の部員としては観ないとダメという妙な圧も感じ、レンタルしてみたわけです。
……ヒジョーに良作(笑)
映画はわりと観てる方だと思いますが『夜といえばコレ』っていうくらい印象深いです。
ジム・ジャームッシュが描く『乾いた夜の空気感』
とにかく空気が乾いております。
何ともパサパサした乾いた空気感がやたらに水分補給を促してきやがります。
お酒を飲みながら観たいところですねえ。
ええ、ビールとホットドックにしましょう。
これはこの監督の作風ともいえるのですが、風景にしろ人物描写にしろ独特のカラッとした感じが映像を通して感じられます。
それは感情移入をさせないための手法でもあるかもしれません。
濃厚なキャラクター、人生を『眺めている』感覚にさせる空気感。
それでいて登場人物や建物、全部ひっくるめて風景を味わううちに、脳内は世界各地の夜へ誘われております。
客観的だけど臨場感にあふれている。
近くで登場人物を眺めている感覚。
いざ脳内トリップ!
ウィノナ・ライダー最強時代
ちなみに僕はやはり1話目のロスの話が大好きでして。
若かりし頃のウィノナ・ライダーがガムを噛みながらタバコを吸っております。
あれなんで外国の方が吸うタバコってウマそうに見えるんでしょうね?
禁煙4年目にして解禁したろうかなと思いましたよ。
ちなみに同じく大学時代にガムを噛みながらタバコを吸う先輩がいて「気持ちワルくないんですか?」と聞きましたところ、
「おう、ミント味のガム食ってっと、普通のタバコがメンソールになるからお」
と教えてくれました。
「最初からメンソール吸えばよくね?」なんてツッコミは野暮ってモンです。
ミントの香りと共に懐かしいキャンパスライフが蘇りました。
ウィノーナさんのファッションもシビれます。
キャップを前後ろ反対にかぶり、ダルッダルのデカイ男モノらしきシャツを腕まくりで無造作に羽織ってるんですけどね。
これがまたカッコよく見えるのであります。
シャツもそうですが、劇中で出てくる建物、看板、タクシー(クルマ)……
U.S.Aは全部がデカイ。
国土の広さが影響しているのでしょうか。とにかく何でもかんでもデカイんですよね。
クルマなんか明らかにボディがデカ過ぎて、絶対燃費悪いです。
そのデカいイエローキャブをちっこいウィノーナさんが運転してるのがたまらんのですが。
ちなみに20代半ばのころ、僕の弟の友人で『リッター1キロ』という超絶高燃費のアメ車に乗っていたツワモノがおりました。
その彼が「走行メーターを見ながら走ると、涙で前方がボヤけて事故りそうになる」とつぶやいていてことがギーギーバタンッと閉まるドアの音と共に思い出されました。
【ナイト・オン・ザ・プラネット】短編・オムニバスはパパママの味方
わが家の三太郎がみんな寝静まってくれるのは毎日だいたい22時過ぎです。
映画をまるっと2時間観るにはちょっとキビシイ。
そこで最近よく使う手がこの『ショートムービー』『オムニバス形式』を観るというもの。
1話につき30分くらいで完結するのがありがたいですね。
それを3〜4日間かけて見終える。
海外ドラマも大好きなんですけど。
あれはまた続きが気になって色んなことに支障が出るのでちょっと控えてます。
忙しい中にもひとときの清涼を。
毎日の子育てに追われているパパママにもオススメした鑑賞法です。
まとめ【ナイト・オン・ザ・プラネット】はオトナな夜を味わいたい方に全力でオススメ
映画は自分の中の六感を大いに刺激してくれます。
中でも『匂い』を感じさせてくれるもの、『空気感』が感じられる映画はとても良質なモノだと思います。
今回ご紹介した『ナイト・オン・ザ・プラネット』…
「秋の夜長に深いオトナな夜を味わいたい」
「お酒を飲みながら良質な映画に酔いたい」
そんな方にオススメしたい1本でございます。
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本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
再見ッ