台風5号がゆっくりと迫ってきております鹿児島在住のジュニアです。
すでに物凄い強風で窓ガラスが不穏な音を立てております。今夜も我が家の3兄弟は怯えながら床につくことでしょう。
突然ですが嫌いな質問があります。それは・・・
「あなたはどんな性格ですか?」というもの。
この質問ハッキリ言って、ムズくないですか!?
僕はこの類の質問には「わかりません」と答えています。
金太郎飴のような人間はいない
自分は強い人か、弱い人か。優しい人か、冷たい人か。そんなことわからない。強い面もあるし、弱い面もある。優しい面もあれば、冷たい面もある。そんなもん。多面体。
— ジュニア@三太郎の父 (@kentarurattan) August 5, 2017
状況や相手との関係性、その時のタイミングで人間の性格なんて変わるんじゃないかなー。それを「裏表がある」なんて言い方をすると元も子もないですけど。
「オレはこれまで嘘をついたことがありません!」
「自分は明るい性格です。落ち込むことはありません」
「曲がった事は絶対に許せない」
「責任感が強く、必ず自分で成し遂げる性格です」
「自分は繊細な人間で、人とうまく付き合う事が出来ないんです」
どれも自己紹介などの場面で聞いたことのあるような言葉ですが、これが本心から出ている人はちょっと紙一重のような気がするんです。本心から「自分は強い人間だ」「自分は明るい人間だ」「自分は正しい人間だ」と思い込んでいるとしたらヤバい。
いつでも、どこでも、誰にでも、「強い自分」や「明るい自分」、いわゆる「これぞ自分!」が出てくるなんてことはないと思うんですよ。金太郎飴じゃないんだから。
「これぞ自分!」が欲しかった、若かりし頃
僕も高校生くらいまではあれこれ試行錯誤して、自己分析して「これぞ自分!」という性格を導き出そうとしたもんです。あれですね、「アイデンティティの確立」に取り憑かれた時期・・・思春期ってやつですね。
合わせて読んでほしい記事です↓
http://migaruni.com/2016/11/23/post-219/
しかしながら自分で導き出した「自分の性格」「自分のあり方」が自分の首を締めるんですね。「いや、これはオレらしくないな」「こんなことをするのは矛盾しているのでは」「これは間違っている(オレ的に)!」って具合に。
考え方が真面目過ぎて一本気だった時期は、それはそれは悩みました。
人間はみんな多面体でしょ。それが身軽い!
しかしながら悩み多きガラスの10代、一本気な故に挫折を味わいまくる20代、白も黒も灰色も、清濁併せ飲む30代と過ごすうちに、考え方に少しずつ柔軟性と言いましょうか。余裕と言いましょうか。確かに変化が出てきたんです。
「オレは繊細な割に、時々思い切り大胆なことをするな」
「好きな人といる時は明るい方だけど、嫌いなヤツとまで無理に笑う必要はないな」
「これに関してはメチャクチャ強いけど、あれに関してはメッチャビビる!」
「よく優しいと言われるけど、ハッキリ言って敵も多いしドライな面もあるな」
etc・・・
いつからか「これぞ自分!なんてないわ!」と考えるように。
ですから現在は以前のように「いや、そんなはずはない!」「オレたるもの、こうあるべし!」「相手を選んではイカン!」「態度を変えてはイカン!」といったことで悩むことはなくりました。身軽い!
そう、ミスチルの「名もなき詩」の歌詞にある「あるがままの心で〜生きようと願うから〜人はまた傷ついていく〜」の見事なまでにズバッと本心を突かれた悩みから解放されたのであります。おめでとうございます。
最後に。
人間は金太郎飴じゃありません。多面体です。
どこから見るかで全然違って見えるし、色んな面を見せてくれるから面白い。
矛盾したっていいじゃないですか。
自分の中のルールに縛られすぎずに、面白そうなことはどんどんやってみればいいんですよ。多面体だと思えばスイスイ動けそうな気がしませんか。
今僕は「あなたはどんな性格ですか?」と尋ねられたらこう答えます。
「いや、よくわかりません!けど何が好きかは答えられます」と。
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
多謝多謝。